当研究会会員でもあります、番匠克久氏の写真展と写真集のご案内です。
会場:富士フイルムフォトサロン札幌
(札幌市中央区大通西6丁目)
会期:2017年12月1日(金)~6日(水)
ギャラリートーク:2017年12月1日(金)・2日(土)・3日(日) 各日ともに17:00~
【作者コメント】
作品のテーマは「汽憶」です。
これは造語ですが、言葉そのものの響きが気に入っており、10年ほど前から使っています。
北海道ならではの彩りや空気感を感じながら、旅情あふれる汽車の走る風景を撮影してきました。
どこまでも続く線路、ひなびた駅、遠くを走る汽車の窓明かり、走り去った後の余韻、そのどれもが旅情をかき立てます。本や詩歌、音楽、旅行、人との出会いなどがその後の人生や考え方に影響することもありますが、記憶に残るような鉄道風景もそうだと思います。
また撮影手法についてですが、情緒のある夜汽車の車窓を高感度で写し込むことなど、デジタル化とその性能の向上によって、情感表現の幅が拡がりました。思うように撮れないこともありますが、想像以上に印象的な写真になることもあります。こうして被写体と向き合った時に感じたものを素直に表現してきました。この思いを少しでも感じ取っていただければ幸いです。
番匠克久(ばんしょうかつひさ)
【番匠克久 写真集「汽憶Ver.2」】
四六判変形72ページ、税抜¥1,500
エムジー・コーポレーション刊
番匠克久 写真集「汽憶Ver.2」パンフレット
鉄道ホビダス~番匠克久写真展 「汽憶」(きおく)